【ポケカWCS2010】ボウズミカルゲロック【poketech部誌掲載予定記事】
ご挨拶
poketech1 年のコレトーと申します。
今回は僕がやっている DP1~L2 のポケカ、所謂 WCS2010 ルール(今から 9 年程前ですね)で普段使っているデッキの構築記事を書くことにしました。
カードの構築記事を書くのに慣れていないためお見苦しい部分もあるかもしれませんが、最後まで読んでいただけると幸いです。
構築理由
このレギュレーションで初めて組むデッキなのでジュペッタ系を使いたかった。
デッキコンセプト
カゲボウズでぱっときえるを使う→ベンチからミカルゲを出してポケボディーでグッズロック→ベンチにカゲボウズを出してミカルゲを逃がしてエネを貼ってぱっときえるのループでグッズロックしつつ、相手ポケモンにダメージを蓄積させていく。
デッキレシピ
ポケモン 21 枚
・カゲボウズ(ぱっときえる) 3 枚
この構築の軸。デッキコンセプト通りの動きをする。手札に戻るため基本的に倒されないのが偉い。
・ジュペッタ(ゴーストヘッド) 2 枚
嫁枠。使い道がない訳ではなく、0 エネ帯ゴーストヘッドの奇襲でダメカンを 9 個乗せられる。
ダメカン9個はカゲボウズの帯+プラスパワー4枚、つまりフル強化のぱっときえる相当。
基本出してすぐに進化はできないのでこの動きをするにはあらかじめベンチに待機させる必要がある。
ラストターンの詰め以外で使わないので 1 投でいい。
・ミカルゲ(かなめのふういん) 4 枚
もう 1 体の軸。こいつのポケボディー(今で言う特性)でグッズロックを行う。
バトル場にいないとグッズロックできない点、グッズロック中は自分もグッズロックされる点に注意。
ミカルゲがバトル場、ヤジロンがベンチにいる状態でダークグレイスを宣言し、ネンドールを立てるのが初手の理想ムーブ。
・ヤジロン-ネンドールライン 2 枚-2 枚
この構築のメインエンジンであり、DP シリーズが生んだ壊れドローサポートの片割れ。
月光のスタジアムとの相性を意識してヤジロンは超タイプのものを採用。
ユクシーでないのは毎ターンポケパワーを使って帯とプラパを早く集めたいため。
・アンノーン[Q] 2 枚
自身を道具化できるポケパワー(今で言う特性)持ちで、つけているポケモンの逃げエネを 1 つ減らせる。要するに種ポケサーチで持って来れる代わりにベンチスペースが必要なボード。
これにより月光のスタジアムがなくてもミカルゲを逃げエネ 0 にできる。
道具化の前にベンチに出さなければいけない欠点をぱっときえるで解決できるのもいい。
・ノコッチ(ぱっときえる) 1 枚
もう 1 体のぱっときえる要員。
素の打点はカゲボウズより 10 点低いが超抵抗持ちや無弱点に対してはこちらの方が高打点を出せる。
・スカタンク G 1 枚
ポケパワーで自分が貼ったスタジアムが出ていれば自分と相手のバトルポケモンを毒にすることができる。ぱっときえると併用すればデメリットを踏み倒しつつ擬似的に打点を上げられる。
SP ポケモンは毒にできないので要注意。
・ギラティナ(やぶれかぶれ) 1 枚
スタンのマーシャドーと同じポケパワーを持つギラティナ。
先攻1ターン目は全てのトレーナーズが使えないため先1で使っても後1で使っても強い。
相手がネンドールを立てていると容易にリカバーされてしまうのが難点。(ここら辺はリセスタをシルヴァディGXでケアされるのに似ているかもしれない。)
実は採用した理由の中ではギラティナを入れたかったからというものが一番大きい。
・バリヤード(くうきのかべ) 1 枚
グッズロックできなくなる関係上あまり出すことはないが壁要員として優秀。
ついているエネが 2 個以下のポケモンからダメージを受けないため、一部デッキに対する詰ませ性能を持つ。
・ミュウツー-ミュウツーLV.X ライン 1 枚-1 枚
進化していないポケモンからワザのダメージ・効果を受けないポケボディーが優秀かつ高打点持ちなので、グッズロックが成立できなくなった時や詰ませられる時に出すポケモンとして採用。
出番は多くないが出す時を選べばとても強い印象。
トレーナー(グッズ) 14枚
・達人の帯 4枚
1 番強力な打点増強手段。取られるサイドが増えてしまうデメリットを踏み倒せるためぱっときえると相性がいい。
相手サイド残り 1 枚の状況で他のポケモンにつけて HP 上昇効果を利用することもある。
できるだけ早いうちに引きたいので 4 投。
・プラスパワー 4 枚
BW 以降とは仕様が違い、ポケモンにつけて使うためつけたポケモンでぱっときえるを使えばポケモンと一緒に手札に戻ってくる。
できるだけ早く集めたいので 4 投。
・ポケトレ 3 枚
ランダム性こそあるがサポ権を切らずに使えるポケモンサーチ手段。サポートがサーチ多めなので減らしてもいい。
・ゴージャスボール 1 枚
条件付きではあるが LV.X 以外の全てのポケモンをサーチできる。
トラッシュにゴジャボがあると使えないという条件を考えて 1 投。
・夜のメンテナンス 2 枚
ミカルゲ及びアンノーンの回収用。使いたい回数的に 2 投で十分と判断。
サポート 13枚
・ハマナのリサーチ 2 枚
エネと種ポケを合計 2 枚まで同時サーチできる。無難に強い。
・ミズキの検索 3 枚
全てのポケモンを持ってこられるサーチカード。手札を減らせるのでネンドールを立てる際に使えるとおいしい。
・ポケモンコレクター 3 枚
種ポケを 3 枚までサーチできる展開用カード。(XYのアズサとほぼ同じ性能)
4投してもいいかもしれない。
・オーキド博士の新理論 2 枚
スタンのシロナと同じ効果。手札リフレッシュ用。
・ナナカマド博士 3 枚
引ける枚数こそ新理論に比べて少ないが手札を 1 枚保持しつつ手札リフレッシュできる。
スタジアム 4 枚
・月光のスタジアム 4 枚
超ポケモンと悪ポケモンの逃げエネが 0 になる。
ミカルゲの逃げ 0 化手段かつポイズンストラクチャーを使うのに必要なので 4 投。
破れた時空で強引に二進化ポケモンを立てる動きの妨害にもなる。
エネルギー 8 枚
・基本超エネルギー 8 枚
カゲボウズ及びノコッチ、ミュウツーに対応しているエネルギー。基本的に 1 枚握っていれば大丈夫であること、ハマナでサーチ可能なことを考えると減らしてもいいかもしれない。
このデッキの強み
・グッズロックを継続しながら中打点で殴れる
デッキコンセプト通り。一部デッキはこれだけで完封可能。ただしポケモンをサーチできるサポートが(相対的に)強い環境であり、採用される数も多いため先1・後1ワンキル以外で種切れ勝ちはあまりない。
・メインアタッカーが倒されない
ワザ使用後手札に戻ってくるのでメインアタッカーのぱっときえる要員が倒されずに済む。
・単純に1エネ30ダメージが強い
ぱっときえるが 1 エネで使えるワザの上、カゲボウズなら帯やプラパと合わせて二進化ポケモンの種段階をワンパンできたり弱点と帯込みでユクシーをワンパンできたりするので後1ワンパンできる範囲が広い。
このデッキの弱み
・高 HP ポケモンはワンパンできない
いくら増強しても元が30ダメなので最高で90ダメ止まり。アメが使えないため二進化デッキ相手ならある程度どうにかなる。
・ループ継続中は場にエネルギーが溜まらない
エネと一緒にアタッカーが手札に戻ってしまう上エネ加速手段もないため。これのせいで複数エネを要求されるミュウツーのワザやジュペッタの下ワザが今一つ使いにくい。
・グッズロックに弱い
打点増強をグッズに依存しているのでグッズロックされると毎ターン 30 ダメージしか出せなくなる。
・手札流し・手札トラッシュに弱い
アタッカーとエネと打点アップ用カードを同時に流されたりトラッシュされたりすることになる。
ネンドールでリカバリーが効かないわけではない。
有利・不利(対戦したことのあるデッキのみ)
有利
・探究者ポリゴン
相手のキーカードであるバトルサーチャーやスーパーポケモン回収を使用不能にできるのでガン有利。
※画像はイメージです
たまにバトル場にミカルゲを出せなくて負ける。
・サナレイド
アメが使えないので速度を落とせる上殴る回数も減らせる。
五分
・リベンジテールギャラドス
レジアイスのせいでグッズロックを打開される。
ただしあちらはエネの採用枚数が少なく、盤面にバリヤードだけを残す立ち回りができれば詰ませることができるためこの位置。有利寄りかもしれない。
・ガブレン
ディアルガGLV.X を立てられるとこちらの全ポケボディーが無効化されてしまう。
パワースプレーでネンドールが妨害されたり、つんざくでグッズロックされたりするのが厄介。
+40 以上でガブリアス CLV.X をワンパンでき、ディアGに対してカゲボウズより打点を出せるノコッチで殴れるかがカギ。
・カイゲン
ぱっときえるによるしのせんこくの回避やアメ使用不可など有利要素も存在するが破れた時空によって基本的にこちらからワンパンできないカイリキーを強引に立て、ミカルゲを1エネでワンパンする動きが厄介。
不利
・ラフレシアロック
こちらはグッズへの依存度が高いのに対し相手は基本的にグッズを使用しない前提のため、非常に相性が悪い。
・ダウナーマテリアル入り
要求エネを増やさせるのでぱっときえるループに2ターンかかってしまう。
グッズロックのおかげでトラッシュから復活しにくいのが救い。
・リーフィア(エナジーリフレッシュ)
こちらは基本的に2パンを狙うデッキのため、どんどん回復されると確定数がずらされキツい上相手はミカルゲを簡単にワンパンできる。
バリヤードでもミュウツーでも詰ませられないため相性は最悪。
採用候補カード
・ポケブロアー+
2枚同時使用で相手のベンチポケモンを呼び出せる。トレーナー・サポートでのベンチ呼び出し手段はこれかポケモンリバース(今で言うポケモンキャッチャー)しかない。
ユクシーなどを呼び出してサイドレースを有利にしたり、逃げエネ重めのサポートポケモンを呼び出して時間稼ぎしたりするのが主な使い道になりそう。
1 枚使用でもオモテが出ればダメカンを 1 個乗せられるので打点補助にも使える。
・ワープポイント or ポケモン入れ替え
ワープポイントは今で言う穴抜けのヒモ。
ネンドールがバトル場に出てきて困る場面がたまに発生するのでその打開手段。
ミカルゲが正面にいるとこれらのカードは使えないので注意。
・ユクシー(セットアップ)
XYやエクストラの経験がある人ならお馴染みのシェイミEX(セットアップ)のドロー枚数が1枚増え、取られるサイドが減った版。ネンドールで展開できない初手用の展開札。
・ルカリオ GL
弱点計算が×2になるためおとすカイリキーやサーナイト、エルレイド等をカゲボウズでワンパンしやすくなる。
デッキレシピ改良案
ポケモン 20 枚
・カゲボウズ 3 枚
・ジュペッタ 1 枚
・ミカルゲ 4 枚
・ヤジロン-ネンドールライン 2 枚-2 枚
・アンノーン[Q] 2 枚
・ノコッチ 1 枚
・ユクシー(セットアップ) 1 枚
・スカタンク G 1 枚
・バリヤード 1 枚
・ミュウツー-ミュウツーLV.X ライン 1 枚-1 枚
トレーナー(グッズ) 18 枚
・達人の帯 4 枚
・プラスパワー 4 枚
・ポケトレ 2 枚
・ゴージャスボール 1 枚
・夜のメンテナンス 2 枚
・ポケブロアー+ 4 枚
・ポケモン入れ替え 1 枚
サポート 11 枚
・ハマナのリサーチ 2 枚
・ミズキの検索 3 枚
・ポケモンコレクター 3 枚
・オーキド博士の新理論 2 枚
・ナナカマド博士 1 枚
スタジアム 4 枚
・月光のスタジアム 4 枚
エネルギー 7
・基本超エネルギー 7 枚
(赤字は変更箇所)
あとがき
ここまでお読み下さりありがとうございました。昔何気なく使っていたカードや保管しているカード、古書店等のストレージにあるカードの中に強力なカードが眠っているかもしれませんし、現行レギュをプレイする上でのヒントも得られたりもするのでぜひ過去レギュに挑戦してみて下さい。この記事によって WCS2010 レギュのプレイ人口が増えること、いつかあなたと WCS2010 レギュで対戦できることを願っています。
参考ページ
・帯ボウズ(スタンダード)-ポケモンカードゲーム(ポケカ)wiki
(https://seesaawiki.jp/w/jester_the_pcg/d/%c2%d3%a5%dc%a5%a6%a5%ba%28%a5%b9%a5%bf%a5%f3%a5%c0%a1%bc%a5%c9%29)
・ジュペラミDPtばーじょん-よてみて。
(https://isigami.hatenadiary.org/entries/2009/09/13)