アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」感想
【よかった点】
・ジッパーの開閉音がいい
個人的にこれは外せなかった。めちゃくちゃ気持ちいい。ジュペッタの口が開閉する度に流して欲しいレベル。
・声がキャラクターに合っている
全体的に違和感ないしむしろ漫画版を読んでいる時に今回のアニメの声で脳内再生されそうな位合っていた。特にペッシはビクビクしてる時、覚悟を決めた時共にイメージ以上のもので本当にハマり役だったと思う。
・作画
特におかしいところはなかったと思うしブチャラティvsディアボロ等要所要所ではとても良かった。
・アニオリ
主に護衛チームの過去とか暗殺チーム関連とか。無理のない尺かつキャラクターともバッチリマッチしていた。ナランチャ死亡シーンのフーゴとアバッキオのやつがちょっとベタすぎるかなーと思った位で他は特に文句をつけるようなシーンはなかった。
・きちんとエピローグまで放送してくれた
エピローグはジョジョ5部のテーマやジョルノ以外の護衛チームのキャラクターを理解するためには外せないと思っていただけに延期までして放送してくれたのは嬉しい。
・BGM
il vento d’oro(所謂処刑用BGM)とディアボロのテーマが特に良くて他も良曲揃いで外れはないイメージ。
・後期OP
神曲とまでは言わないけど良曲。初見だと良さは分かりにくいが聴くうちにハマっていくタイプ(所謂スルメ曲)。
【ガッカリポイント】
・ジョジョのアルファベット表記が「GIOGIO」じゃなくて「JOJO」
漫画版では他の部ではジョジョのアルファベット表記が「JOJO」なのに対し5部のみ「GIOGIO」。
これはイタリア語では「JOJO」は「ヨォヨォ」という風に発音し、「ジョジョ」と発音する綴りは「GIOGIO」であるため(だった気がする)。
5部は主人公がDIOの息子だったり、原作者も「哀しみをテーマに描いている」と発言していたり等他の部とは毛色の違う5部の異色さを際立たせる要素の1つだと個人的には思っていただけに残念。
イタリア語版5部原作でも外国語扱いで「JoJo」表記らしいので一応許容範囲内ではある。
・謎の総集編回
年末とか前期と後期の間とかに入ったアレ。途中から視聴した人はそんなに多くなさそうだし正直要らなかったと思う。総集編回がなかったら多分6月末に間に合ってたのもマイナスポイント。
・GERの描写
初めて発動した時のこと。原作に忠実に描写していたがアレは漫画だからいいのであってアニメならもっといい描写の仕方があったはず。俺のそばに近寄るなーは特に問題ないと思います。
【まとめ】
シリーズ全体で見て5部は好きな方に入るので、かなり原作に忠実かつ整合性を崩さないアニオリを入れてくれたのが本当によかった。その上で視覚・聴覚面での描写も素晴らしかった。
文句を言いたい点がないわけではないが素晴らしかった点と比べれば小さな欠点だったと思う。
1部から続くジョースターとDIOの因縁の決着とも言える6部のアニメ化がとても楽しみである。
というのは半分本音、半分建前でシリーズの中で1番気に入っている7部への橋渡しのためにも6部は絶対必要なので6部と7部のアニメ化に期待。